viagra55の日記

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「キンタマは大丈夫」の一言だけをもらいました

いよいよ医師と面接。マスコミにしばしば登場している著名なED専門医である。ED判定テストに目を通すと、「中折れのようだね」とまず一言。「ええ、そうですね」と苦笑する私。

今度は心理テストにざっと目を通して、「すごいストレスだねえ。抑鬱傾向、不安傾向、緊張傾向があるよ」と、かなりシビアな口調で言う。「はあ、そうですか」と肩を落とす私。

ストレスまみれなのは認めるが、「ストレス」「鬱」「不安」「緊張」と畳み掛けるように言われるとは・・・。身体のほうは血液検査の結果を見せられて「肝臓が悪い」と指摘され、「酒を飲みすぎないように」と注意された。しかしこれは、EDには直接関係ないということだった。

この後、いろいろと問診をされた。「セックスの回数は少ないけど、性欲はあまりないのかな?それとも奥さんが協力してくれないの?」という質問もあった。

ここで私はしんみりしてしまった。「まあ、どちらかと言えば私のほうがやる気はありますけど、かみさんのほうはちょっと・・・。三年前に子どもが生まれてから、かみさんは子育てに疲れていて、その気が起きないらしいんですよねえ。子どもが病弱ということもありまして・・・」。

すると医師は「ああ、そう」と素っ気なく答え、カルテに記入して次の質問に移った。私としたら「あれれ」という気分だった。問診の段階では全体像を知るのが目的であろうから細かい相談は追々ということかもしれないが、もう少し受容的な態度を示してくれてもいいのに・・・。

が、取材の中で「医師は忙しすぎてひとりひとりの患者に十分なカウンセリングができない」と聞いていたので、「まあ、仕方ない」と思い直した。こういう相談をじっくりしたいのであれば、夫婦問題、特にセックスレス問題専門のカウンセラーのほうが適任であろう。

問診が終了すると、「じゃあ、見せてもらうね。ズボンを脱いで」と医師が言うので、私は「いよいよだな」と思い、緊張が高まった。医師は受付と診察室を隔てる扉をきちんと閉めた。看護婦はいなかった。それだけで心の中に安堵感が広がった。医師の前で直立不動をしてズボンとパンツを膝まで降ろした。医師がしげしげと見詰めて、「タマは大丈夫だなあ」と一言。それでおしまいであった。これらを踏まえて「心因性」という診断が下った。

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勃起角度を自己申告する

さて、いよいよ初診の日が来た。その日は朝からソワソワしていた。いくら執筆のためとはいえ、男としてそういう診察に赴くというのは、かなり特別な感情に駆られる。出掛ける前にシャワーを浴びて股間を丹念に洗い、新しいパンツに取り替えた。やはりこのへんは、歯科に行く前に歯磨きをするのと同様のエチケットだろう。

大きな病院の奥まったところにED外来はあった。受付の女性はやはり若い看護婦である。「やっぱり、こんな看護婦さんにいじくられるのかなあ。そのとき立っちゃったらどうしよう・・・」などと余計な煩悩が浮かんでしまう。

その窓口にはひっきりなしに電話がかかって来て、彼女が親切に応対していた。しかし説明の中で「勃起」とか「射精」とかいう言葉を彼女が頻発するので、最初は「えっ?」とドギマギしてしまった。ED専門外来ならではだろうが、初めてだとけっこう刺激が強い。

予約制なので三人の患者しかいなかった。私の他に30代後半くらいのサラリーマン風の男性、車椅子の中年男性であった。車椅子の介助をしていたのは、パンチパーマ、サングラス、黒シャツの「その筋」らしき男性だった。「抗争の怪我でEDになった仲間を哀れんで付き添いで来たのかなあ」などと空想してしまった。

待合室はないので、みんな並んで廊下の長椅子に座っていた。重々しい沈黙が漂う。さらに奥まったところに他の科の診察室があり、われわれの目の前を多くの女性患者が通り過ぎていく。むこうの診察室の前で待っている人たちからも丸見えである。これは病院側の配慮が足りないと思った。待合室が無理ならせめて衝立くらいは設けるべきだ。

診察前に採血と尿取りをした。終ったら、「心理テスト」「ED判定テスト」の質問紙を渡されて、その場ですべてに記入した。ED判定テストでは、1ヶ月のセックスの回数、挿入や射精の有無まで質問事項があった。ちょっと考え込んでしまったのは、勃起機能に対する質問である。勃起の角度を答える質問で、「130度」「100度」「90度」「80度」「60度」「太くなるのみ」「太くもならない」の中から回答を選ばなければならないのだ。

ご丁寧にそれぞれの勃起角度のイメージ図までついていた。自分の勃起角度を意識したことがない私は面喰らった。実際の場面をあれこれ思い出して、少し謙虚な角度に○を記入して窓口の看護婦に提出した。

ED治療の最前線では、バイアグラを使用した治療が一般的です。今はED外来を行っている診療所も増えて割と行きやすくなったのではないでしょうか?しかし未だにEDは深刻な病状とはされず、あくまで自費による治療のみです。そのため多くの男性はED治療薬をインターネット通販で購入しているという現状があります。

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ED治療の現実

ED治療の予約は混雑

取材の過程で「病院に行きたいけれど、その勇気がない」という声をよく聞いた。「病院の前を何度も往復したが、結局入れなかった」とか「専門医を紹介した記事をいつも持っているが、どうしても予約の電話をかけられない」という話もあった。多くのEDの男性が病院を避けている要因のひとつとして、検査が恥辱的だという思い込みがあるのではないだろうか。

たしかにEDの診察のためにペニスをさらけ出すのを想像すると、ひどく気分が重くなる。しかもそれだけではなく、「若い看護婦さんにいじられるんじゃないか」と余計な心配もしてしまう。実際に取材の過程でそういう証言はときどき聞いた。

私も聞いているだけではなく、EDの検査を自ら体験することにした。実は私自身も近年、そちらの方面は精神的にも物理的にも弱くなってきたのは否めず、惨めな思いに駆られることもあるので、機会があれば専門医の診断を仰ぎたいと思っていた。そこで、ある有名大学病院のED専門外来に患者として赴くことにしたのだ。

まず予約である。ED外来は特殊外来なので、曜日や時間帯が決まっている。それは総合受付で問い合わせるといいだろう。ちなみに私が総合受付の女性に「EDの治療をしたいのですけど」と尋ねたときは、「えっ、何ですか?」と聞き返された。なんとこの女性はEDという専門用語を知らなかったのだ。仮にも専門外来を設けているのであるからそのくらいは常識だろうに・・・。

そこで仕方なく「え-と、インポテンツのことです」と言い直すと、「ああ、わかりました」と淡々と担当者に回してくれた。しかし案の定、若い女性に対してその言葉を発するだけでビビッてしまう。たぶん予約で挫折している人も多いのではないだろうか。

一難去ってまた一難である。担当者も若い女性だったのだ。正直いって、こういうところを女性にするなら、できるだけ年輩の方にしてほしい。検査の内容、治療や薬の値段など、事前にいくつか質問を用意していたのだが、緊張してしまって、ろくに聞けなかった。

それにしても鷲いたのは、予約の混み具合である。私は2ヶ月待ちであった。大学病院のED外来はどこも似たような状況で、1~3ヶ月は待たされると覚悟しておいたほうがいい。

命にかかわる病気ではないから気長に待っていればいいのかもしれないが、せっかく治療意欲が湧いたのに出端を挫かれる思いをする人も多いだろう。待っている間に迷いが出て、気が変わってしまう人も多いに違いない。近所の開業医ならすぐに診てくれるだろうが、その医師がEDに詳しいとは限らないし、心因性か器質性かの診断さえしない場合もあると聞く。やはり最初の見立ては専門医に任せたほうが安心である。まずは、ここで焦らないことだ。

いくらイライラしても忍耐強く待つに越したことはない。世の中にはED患者の悩みにつけ込んだ胡散臭い「治療家」も多く、このイライラの時期は特に引っ掛かりやすいので注意したほうがいい。

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近親姦への願望と不安

しかし、成長すれば自然なことだが、母親から離れたいという自立心も雅彦さんに芽生えてきた。外見上は「いい息子」を演じていたが、内心では母親の存在がうっとうしく、重々しく感じてきた。

「おふくろが『めんこい、めんこい』と僕を抱き締めてくれたことを憶えているんだけど、憶えている最後の3回くらいのとき、口臭がして我慢できなくなって、『お母さんは臭いから嫌だ』って逃げ出したんですよ。それは、すごくはっきり憶えている。あれは本音だったような気がします。理由は何でもいいから、おふくろから逃げたかった」

その気持ちが母親に通じるはずがない。孤独感や虚無感を埋めるためにも、母親は息子に依存せざるを得なかったのだろう。微塵の迷いもなかったようである。しかし一方で息子は、母親を支えたい、自分自身も甘えたい反面、だんだん母親が怖くなってきた。それは年頃になったとき、母親に異性を感じたからである。

男の子には珍しくないことだ。男子校に進学して、母親以外の女性とぜんぜん接触しなかっ たことも関係しているのだろう。しかも雅彦さんには、母親にセクシュアルなものを感じる具体的な出来事があった。

「高校生のときだったかな。家を建て直すんで仮住まいをしている時期があったんです。電気が消えて、みんな寝ちゃったあとで、僕、何かの用事を思い出して起きたんですね。狭い家だから、隣は親の寝室だったんだけど、ふすま開けたら、大きな板が立て掛けてあって、中を見えなくしてあったんですよ。あれ、両親がやってたんでしょうね。直接は見なかったけど、おふくろの声は聞こえました。それ自体は別にいいんだけど、僕が嫌だったのは、おふくろとおやじは仲悪いのにセックスしているのを知ったからなんですよ」

雅彦さんは初めて父親について触れた。仕事一筋で家庭を顧みない人だったという。祖父母の存在が煙たかったらしく、家にいるときは陰うつな表情を浮かべ、「この家は居心地が悪い」というのが口癖だった。休日には、いつでもひとりで外出した。夫婦関係は冷め切っていた。

母親はしばしば、雅彦さんに愚痴をこぼした。結婚前の出来事までさかのぼって、ひと通り悪口を言ったあとで、「だから私は、お父さんと絶対に結婚しないと思ったのよ」「だから私は、お父さんを信用できないのよ」などと話を結んだ。雅彦さんは暗然としながらそれを聞いていて、父親への嫌悪感をつのらせて、「なんで離婚しないんだろう」とまで思った。

ところが父親と母親が肉体関係だけはやめていなかったという事実は、純粋な少年のセックス観を歪めた。

「あっ、好きじゃないのにセックスしているって思って、すごく傷つきました。おふくろが売春婦のように思えてきたんですね。それ以来、セックスは汚いって思っちゃったような気がするんですよ」

その後、彼自身が母親に異性を感じたとき、自ずと肉体関係まで意識するようになり、自己嫌悪に陥った。母親とセックスする妄想を必死に打ち消した。しかし、母子密着関係の中にいるかぎり、その妄想は膨らんでいくばかりだった。このままでは本当に肉体関係に進んでいくかもしれないという不安が強まり、「やばいぞ、このままじゃ」と思ったとき、母親に対して徹底的に冷たくすることを決心した。重箱の隅をつつくように母親の欠点を探し出して軽蔑することに努めた。

「おふくろが近づいてくると、『シッシッ、あっち行け』という態度を取るようになりました。おふくろはショックだったでしょうけど、ああするしかなかったんです。もちろん完全におふくろを嫌いになれるはずがないんだけど、おふくろへの思いを心の奥の奥に封じ込めてきました。極端な話、おふくろを『他人』のように感じて、『他人』に対するように振る舞えればベストだと思っていたんです」

雅彦さんが25歳のとき、母親は心臓発作で倒れ、そのまま病室で寝たきりになった。起き上がれなくなり、喋れなくなり、手足も動かなくなった。しかしそのときでさえ彼は、母親を避けていた。

「病院へは見舞いに行きましたけど、どんどん症状が悪くなっていくのに、義理で見舞いに行っていたような気がするんです。『行かなきゃいけないんだ』みたいな。おふくろがいとおしくて行っていたという実感がちっともないんです。その頃の自分を思い出してみると、なんか虚しい、からっぽだったような気がする。おふくろのことを考えると・・・」

母親は数カ月後に他界した。家に棺が運ばれてきたとき、雅彦さんは母親の遺体を見つめた。

「なんで生きているうちに抱き締めてあげなかったんだろう・・・」という思いがだんだん込み上げてきて、そのとき初めて泣けた。

雅彦さんは、かぼそい声で、こう語った。

「おふくろとの関係を初めて修復したくなったんです。でも、遅すぎた。結局、おふくろとの人間的な関係をつくれなかったことが、いまの状態をつくり出しているんじゃないかな」

そして、大きく溜息をついて、こう続けた。

「いま思えば、それをそのまま持ち越しちゃって、女性に対する感情や態度にあらわれちゃっているのかもしれません。女性から頼られ依存される恐怖心と、女性に甘えたい依存したい恐怖心が混在しているのは、まさに母親への感情と同じなんですよ。自分では、そうとしか解釈できないんです・・・」

私は返す言葉がなかった。この人は一生涯この重荷を背負い続けていくしかないのだろうか。そう思うと、なんともやりきれなくなった。

「これはEDの取材ですよね?」と雅彦さんが聞いてきた。

「ええ」

「すみません、すみません、脈絡なく話しちゃって。いっきに話しすぎて、混乱しています」

「いえ、いいですよ。好きなように話していただいて」

「僕の場合は、ED以前の問題ですね。だから、バイアグラを飲んで治せばいいなんていう単純な問題じゃない。いまのところ、そんな気も起こりませんし、必要もありません。それよりも、もっといろいろとやらないと」

「心理療法ですか?そんな気張らなくても・・・」

「いやいや、それだけじゃなく、もうひとつ、僕が力を入れていることがあるんです」

「なんですか?」

「キャバクラ通い。それにすごく投資して、女性との距離の取り方を学んでいるんです。真剣にもなりすぎず、さりとて冷たくもなりすぎず」

「でも、あれは所詮、箱の中の出来事ですよ」

「わかってます、わかってます。でも、いいんです。疑似現実とわかっていても訓練にはなりますよ。それに限られた空間と時間の中で、距離感を持って、お金で条件を整えて、その範囲内でつきあうと、すごく楽しいんです。職場でおやじの顔を眺めて、家に帰ってもいるんですから、どうしても寄りたくなっちゃうんですよ。おふくろのことも、忘れられるしね」

私はそれ以上、何も言わなかった。

「じゃあ、このへんで」と言って私が録音テープを切ると、「ありがとう、聞いてくれて」と雅彦さんは微笑んだ。あどけなさがのこる穏やかな笑みであるが、妙に物悲しさが漂っていた。

喫茶店を出て彼と別れ、夜道をひとりで歩いているときも、私は彼の哀しい笑顔が気になって仕方がなかった。おまけに彼の母親の声まで聞こえてきそうだった。「めんこい、めんこい」と。

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母親の不幸な記憶

自分を変えるために雅彦さんが取り組んだことは、カウンセリングを受けたり、自助グループに参加したり、心理学セミナーを受講したりして、自分自身の根元にある問題を掘り起こすことだった。

その成果として彼がたどりついたのは、18年前に他界した母親との関係性を見つめ直すことだった。どうもそのあたりが、女性とのコミュニケーション不全、セックス不全のルーツなのではないだろうかと察した。

私が取材をお願いしたときには、彼は事前に母親のことを語る心構えをしていたらしく、インタビューの初めのあたりから堰を切ったように「おふくろは・・・」と喋り続けた。私はあまりに唐突だったので、キョトンとしていた。EDという取材テーマとの接点も見出せなかった。

彼がそれほど話すことにも驚いた。「男女のパートナーシップ」についての社会人向け講座で私は彼と出会ったのだが、いつでも物静かで、誰座後のお茶会でもみんなの話を穏やかに聞いているだけの彼しか知らなかったからだ。

しかし考えてみれば、内心ではそのことを誰かに語りたくてうずうずしていたのかもしれない。それだからこそ、「EDの取材をしている」と私がみんなの前で話した後に、こっそり打ち明けてくれたのだろう。彼にとってEDは話の取っ掛かりで、「母親問題」が第一義的な、本質的なテーマであったのだ。

いま、改めて取材テープを聞いてみると、半分以上は母親の話題に費やされている。話がどんどん飛ぶのでわかりにくかったのだが、何度も聞いてみると、彼のコミュニケーション不全、セックス不全の背景がぼんやり見えてきたような気がする。彼自身もそれをわかろうとして苦しんでいるのだろう。

「おふくろは、家の中で孤立していたんですよ。それは確かなんですね。じいちゃんも、ばあちやんも、おやじもぜんぜんかまわない。いつも淋しそうにしていました。僕を連れて何度も家出しようとしていた記憶もあるんです」

雅彦さんはこう切り出すと、母親の記憶の断片を語り始めた。

その中で私が特にショックを受けたのは、母親が無視という精神的暴力だけではなく、身体的暴力をも受けていたことだった。

「小さい頃の記憶のひとつを話しますと、おふくろが殴られていたのを憶えているんですよ。じいちゃんに殴られていたんです。殴られて、殴られて、で、『警察に電話します』とか言って、また殴られて・・・」

雅彦さんにとって祖父は、決して怖い人ではなく、むしろ猫っ可愛がりされてきたが、ことのほか嫁である母親には厳しく、冷たかった。祖母も同様だった。その理由はわからない。単に相性が合わなかったのかもしれないし、嫁入り後にトラブルがあったのかもしれない。しかし雅彦さんがはっきり憶えているのは、祖父母が孫である自分を可愛がるあまり、なにかと母親の子育てに口出ししてきて、「子どもの世話もろくにできんのか!」と母親を叱りつけていたことである。特に雅彦さんは長男であり、跡取りであったので、期待が大きいぶん祖父母は神経質になっていた。祖父が母親に手をあげたのも、そういういざこざがエスカレートした末のことだった。

雅彦さんは、言葉を詰まらせながら、こう語った。

「おふくろが殴られたそのときの原因っていうのが・・・、僕なんですよ。なんの病気だったか忘れたけど、僕が病気をしたときに母が薬を飲ませなかったんです、僕が怖がるから・・・。そのせいでこじらして入院したんですよ。で、『なんで飲ませなかったんだ!』とじいちゃんが怒ったらしいんですよ・・・。それで、なぜかしらないけど、たぶん口応えとかしたのかもしれないけど・・・、おふくろは殴られた」

入院の際の記憶も物悲しい。

「僕が病院のベッドに寝ていて、おふくろがその病室で半狂乱になって泣いてるんですね。『離れたくない』って泣いている。で、ばあちゃんかなんかに無理矢理つれていかれる、泣きながら廊下を走っていくという記憶があるんです」

息子という唯一の心の支えと別れる苦しみ、そして祖父が待つ家へ戻ることの怖さ。繊細な少年だった雅彦さんは、母親のそういう思いを敏感に察していた。

「おふくろが殴られたとき、それから病室で泣いていたときに、自分の痛みそのものとして感じていたような気がするんです。すごく怖かったんだろうなっていうのも想像つくし・・・」

この出来事は少年の性格形成に少なからぬ影響を及ぼしたようだ。

「病気のあと、僕はボーッとした子になったんです。それまではやんちゃな子だったんだけど、そういうことを経て退院してきた後、妙にボーッとした子になっちゃったんだょねってよく言われました」

母親との関係はますます親密になっていった。雅彦さんは母親以外にはなつかなくなり、家にいるときはいつでもくったりしていた。周囲の視線は冷たかったであろうが、おそらくふたりだけは温かなカプセルの中で暮らしているような感覚だったのではないだろうか。

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僕は何かに呪われているのかな

35歳のときの「恋愛」体験談も、雅彦さんのED歴を知るうえで欠かせない。

このときの相手は、10歳年下の医学生だった。友人の橋渡しで知り合い、可愛らしくて賢そうな彼女を見て、漠然とではあるが、久しぶりに「つきあってみようかなあ」という思いが湧いてきた。週末のデートに誘うと、彼女は喜んで乗ってきた。

数回目のデートのとき、「そろそろやらなきやなあ」とセックスを意識した。すると、気分が急に沈んできた。

「たぶん彼女は求めていたんでしょうけど、失敗したら嫌だなと思っちゃって…。だから、スムーズに誘えなかったし、そういうムードになるのを意識的に避けていたんですが…」

ある晩、彼女がオフィスに来た。社員が誰もいなかったので応接室に連れていき、ふかふかのソファでくつろいだ。「ねえ、肩凝りがひどいから、マッサージして」と彼女が甘えてきたので、雅彦さんは彼女の肩や首筋を優しく操みほぐした。女性の生身の体に触れるのは久しぶりだった。最初はくすぐったがっていた彼女がだんだんうっとりしてきた。おもむろにカーディガンを脱いでノースリーブになった。

彼女がソファに横たわると、彼もその隣にごろんと寝転んだ。べったりと添い寝をしながら子猫のように甘えてくる彼女がいとおしくなり、腕枕をしてあげて、さらさらの長い髪を何度も撫でた。その状態が心地よかったので、彼は十分に満足していた。「このままやらなくて済んだらなあ」と思った。しかし若い彼女はすぐにでも次の段階へ行きたいらしく、ぼんやりして髪や頬や腕を撫でるばかりの雅彦さんに、「胸も触っていいよ」とささやいた。

雅彦さんは「えっ?」と動揺し、「どうしよう、どうしよう」と焦り、「失敗したら…」と緊張した。いちおう恐る恐る乳房を触って揉んだが、柔らかな感触に興審するどころか、どんどん冷めてきた。彼女の方はますます盛りあがり、ノースリーブとスカートを脱いで抱きついてきたが、雅彦さんのペニスは無反応だった。「あれれ、どうしたんだ?」と混乱して、はやくも逃げ出したくなった。が、そこはかろうじて理性を維持して、雅彦さんも服を脱ぎ、セックスマニュアルやアダルトビデオで覚え込んだ「テクニック」を懸命に思い出しながら、「ここは指でこうして。あそこは舌でああして」と事を運んだ。しかし、性感帯を生真面目に探したりしているうちに徒労感さえ漂ってきた。

そして、とうとう限界が来た。「パンティーに手を入れてあそこを触ったとき、彼女、大騒ぎしたんですよ、『あたし、濡れやすいの!」とか言っちゃって。それで僕のほうは、あたふたしちゃって。もう面食らっちゃって。だめだ、立ってません、ごめんなさいっていう感じで・・・。『事務所じゃ、ちょっとやっぱし、まずいよ』と言いわけして、なんとかその場は取りつくろいましたけどね」

その後、彼女とは、もう一度セックスの機会があった。10歳も年下の女性をリードできなかったことを反省して、男としてのプライドをかけて彼女をラブホテルに誘ったのだ。しかし今度は、意外なことが気がかりになって、ほとんど性行為に集中できなくなった。それは彼女の門限だった。女子学生寮に住んでいる彼女を夜10時までに帰さなければならず、時間があまりなかったので、焦りに焦って性欲や勃起どころではなかった。その落ち着きのなさに彼女もほとほと呆れていた。

「あたふたしている間に『ああ、やっぱりだめだ、ごめんなさい』ってなっちゃって。要するに、無意識のうちにもセックスを避けていたんだと思うんですよ。自分に言いわけできるような環境や時間帯を心のどこかで選んでいたんじゃないのかなあ」

おそらく大人の男の魅力を期待していたであろう彼女は、雅彦さんに愛想を尽かしたようだった。未練たっぷりだった雅彦さんは何度も電話をしてデートに誘ったが、彼女の返事はいつも冷淡だった。国家試験に合格して地元の福島の病院に彼女が勤め出してからも、雅彦さんはこまめに手紙を書いたり電話をかけた。つきあい始めた頃からの「結婚するかもな」という意識は捨てていなかった。彼女もふたたび振り向いてくれると信じていた。

一度だけ彼女が「会ってあげる」と電話で言ったので、仕事をほったらかして車を飛ばし、福島まで駆けつけた。彼女は本当に会ってくれた。しかしそのときも雅彦さんは、「彼女と向き合えなかった」という。適当に会話をして、食事をして、カラオケをした。彼女の目つきや仕草から求められているのはわかったが、「うまくいかなかったらどうしよう」「親密になるのが怖い」などと相変わらずのことを考え過ぎて逃げ腰になった。そして結局、なんの修復・進展もないまま、日帰りで東京に戻った。深夜の高速道路を突っ走りながら、自分がつくづく嫌になった。数日後、彼女に電話を入れると、「実は新しい彼氏ができたの。もう二度と連絡してこないで」と引導を渡された。

雅彦さんは、こう言う。「いまでも後悔しているんです。あれをきっかけに、自分のことを何とかしようって初めて思ったんです」。

いまに至るまで彼は、ときどき彼女の夢を見るという。楽しい、美しい場面はほとんどない。あまりに恐ろしくて、うなされて目覚め、朝から気分がすぐれないときもある。

「彼女が汚物まみれの部屋にいるんですよ。全裸で風呂に入っていて、その風呂桶からも便があふれているんですよ。僕は何かに呪われているのかな。こんな僕でも変われるのかな・・・」

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最初で最後の欲情

雅彦さんは性欲がないわけではない。アダルトビデオを見ながらのマスターベーションは、「ちょっと過剰なくらい」という。性風俗に通った経験もある。ソープランドよりもファッションヘルスのほうが好みだという。

「女の子はバイト感覚だし、こっちもお茶を飲みに行くような感覚で、ちょっと抜いちゃおうかと通えるから、気が楽なんです」

ということは、女の子にプロ意識があり、本番もありのソープランドでは気が重いのだろう。20代のとき3回ほど通ったことがあるが、いつも射精まで至らなかった。

「ソープ嬢のサービスが一時的にはよくても、それが長く続くと、『ああ、お仕事どくろうさんだなあ』と相手を冷めた目で見ちゃって、ぜんぜんできなかったんです。いくらサービスしてくれても、どんどん冷めていっちゃうんですね、僕自身が。ソープ嬢は『しょうがないわねえ』みたいな感じで、優しくフォローしてくれましたけど、僕のほうには『あれ、なんでできないんだろうな』っていう気持ちはありましたね。その頃も深刻に悩むことはなかったですけど」

そんな雅彦さんでも、一度だけ、最後までやったことがある。24歳のときだった。相手の女性は、あろうことか、親友の恋人であった。

友人が地方へ転勤になったとき、彼女が淋しそうにしていたので、食事に誘った。その女性が「男関係にだらしない」という噂は聞いていた。しかも彼女が自分に気があることを強く感じていたので、誘えばうまくいくという自信はあった。

あらかじめ自宅に連れ帰ることを計画した。部屋に布団まで敷いておいた。同居している父親が出張で帰ってこない日を見計らって彼女を誘い出した。予定通り彼女は家まで付いてきた。

「友達には悪いと思いましたけど、あのときはほとんど、現実の自分から飛んじゃっているような感覚でした。アダルトビデオを見ているときと同じような、そのドラマの中に自分もいてはり切っているような精神状態だったんですよ」

セックスのときも異常に興奮した。これもまた、アダルトビデオの男優になったかのような錯覚をもたらした。

「なんだか、すごく燃えちゃったんですよ。友達の彼女を盗むっていう感覚のとき、盗むっていうことを強く意識したとき、最後までうまくできたんです。それまでぜんぜんできなかったのに奇妙ですね」

しかし、そんな錯覚が長続きするはずがない。覚めてしまって日常の感覚に戻れば、女性とのコミュニケーション不全を抱える自分がいた。相手の女性は「情熱的な」雅彦さんにますます惚れたらしく、何かにつけ連絡をしてきたり、誕生日にプレゼントを送ってきたりした。しかし、雅彦さんは無視した。親しげにされるのが、しんどかつたし、怖かった。彼女が他の男と浮気を始めたのを噂で聞いて、ホッと胸を撫でおろした。

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